死亡日が4月26日で、ニュースになったのが7月なんで、どうしてすぐにニュースにならなかったんだろう?なんて話もありましたが…この馬はG1を2勝してて(安田記念、スプリンターズステークス)、牝馬ながら牡馬に混じって勝ったので相当強かったようです。
名牝と言われるには、競争成績が優秀なのもありますが、血統背景も重要です。
ダイイチルビーは「華麗なる一族」と呼ばれたそうで、母のハギノトップレディも桜花賞など重賞4勝してるし(当時はグレード制が導入されてなかったらしい。G1とは書いてませんが)、近親に活躍馬がたくさん出ているからだと思います。
馬の出産は1年に1頭だけなので、牝馬は引退後たいてい繁殖にあがります。
それに対して、牡馬はたくさんの牝馬に種付できるんで、そんなにたくさんは必要ないんですね。
数が少なくていい=優秀でなければ子孫を残せないってことになります。
つまり、普通、父は有名な馬だけど、母はいろいろってことですね。
ちなみに、サラブレッドは(世界的に)体外受精などが禁じられているそうで、自然交配しなくてはならない決まりなんです。
そういうわけで、競争成績が優秀な牝馬の子どもは期待が高く、高額で取引されます。
名牝と呼ばれる馬は、牝系(ひんけい=母方)が代々優秀な牝馬であることが多く、そういう血統から出た馬を良血(りょうけつ)と呼びます。
現役時代の成績が同じぐらいでも種牡馬になれる馬となれない馬がいますが、血統が関係するんですね。人間も馬も同じなんだよな…
ディープインパクトの初年度種付料が1,200万円になりましたが、父サンデーサイレンスが多数の活躍馬を出している種牡馬だし、母のウィンドインハーヘアも重賞勝ち馬を多数出している実績があるので、現役時の成績だけでなく血統面でも期待されてるんですね。
もし、実際に子どもが走り始めて成績が上がらなかったら、種付料は値下げされます。
馬を買う人はディープの子どもだから欲しいんじゃなくて、競馬で勝って賞金を稼げる馬が欲しいんで、ディープの子どもは走らないとなったら急に人気が落ちるんです。(これはディープに限らず、これまでにもたくさんあった話です)
逆に、ディープ同様に優秀な子どもばかりとなったら、値上げされるでしょうかねぇ…1,200万というのはかなり高い金額だと思うんで、それ以上になるかどうかは、馬を欲しい人がどのくらいいるか、景気なんかにもよるでしょう。
話はダイイチルビーに戻りますが、この馬は現役時代に有名なロマンスがあったそうなんです
ダイタクヘリオスという牡馬と何度か一緒に走ったことがあるんだけど、ダイタクヘリオスを抜こうとしなかったとか…人からちょっと聞いた話なんで、詳しいことはわかりませんけど。
ダイタクヘリオスの父はビゼンニシキですが、最も活躍した産駒(さんく=子どものこと)がダイタクヘリオスで、あまり活躍馬を出していません。何系っていうのか分かんないんですが、主流の系統じゃないみたいですね。それで、良血のダイイチルビー(=お嬢様)に対して美女と野獣みたいな言い方をされたらしいっすよ。
残念ながら、ダイイチルビーは繁殖にあがってから活躍馬を出すことができず。ダイタクヘリオスも種牡馬になったけど、この2頭が交配されることはなく終わったんですね。
どの馬と交配するかは生産者や馬主が決めるので、馬自身の好みは当然関係ありません。
馬の場合、牝馬が発情(「フケ」と呼びます)すると、牡馬のほうは準備OK
「クロス」という言い方がありますが、四代父と五代父が同じ場合「○○(父の名前)の4×5」と言います。
二代父がおじいさんのこと。五代父になると16頭いるので(父に8頭+母に8頭)血がかなり薄くなりますね。クロスは普通は父方と母方で出るようにするんですけど、たまに1頭でたくさんのクロスを持ってる馬もいて、4×4×5とかになってる場合もあります。牝系でクロスになっている場合もありますが、(牝系のほうが多様だから)珍しいし、あまり好かれないような気がします。
あと、近親で交配すると異常な仔が産まれる確率が高いのは人間と同じだそうで、兄弟同士(2×2)はもちろん、孫同士(3×3)もあまりやらないみたいです。(昔は結構あったらしい)ただ、ある程度の血の濃さがあったほうが血統のよさが出るらしく、濃すぎず薄すぎずという加減が難しいみたいですね。
ネットで発見した書き込みで、ダイイチルビーとダイタクヘリオスの恋は実らなかったが、メジロマックイーンの恋は実現(でも生まれた仔は未勝利で終わる)というのがありました。
メジロマックイーンは、イクノディクタスという馬を見たとたんに
馬っ気(うまっけ)とは、牡馬が長ーいモノをブラブラさせること。 優秀な馬はレースに集中しているから馬っ気を出すようなことはまずなく、パドックで馬っ気を出しているような馬は評価が下がります。どのレースの話なのか分からないんで、このときのマックイーンの成績がどうだったかは分かりませんが…
で、去年久々にすごい馬っ気を出している馬を見ました。その名もモノポール
こんなんで来るわけねぇ、と誰もが思ったようで、みるみるオッズが上がっていった(=人気が下がった)が、あっさり勝っちゃった
今年も同じ巴賞に出るらしいのだが、骨折で1年の休養明けなんで、どうスかね〜
フケ(牝馬の場合)は、見た目ではあんまりわかりませんが、尻尾をやたらと振り回したり、いつもよりいれ込みが激しいときなんかはフケの可能性が高いそうです。
レースに集中できなくて、結果が出ないことも多いんで、これも要注意
パドックで周回が番号順じゃないことがありますが、牡馬に牝馬が混じる場合、気が散らないように牝馬を最後に周回させたりしてるみたいです。
さっき書いたイクノディクタスは現役時代フケなど無縁だったそうで、牡馬に混じってもまったく動じなかった(マックイーンにも興味なし)と書いてる人がいました。
現役馬ではデアリングハートあたりがそんな感じかなぁ。今のところ…ですけどね。



