2008年04月27日

馬の毛色

皐月賞の結果を悔しがりつつ見た20日の阪神12レース。
ホワイトベッセルという馬が7番人気でした。
自分が見たときはもっと人気してて3〜4番人気だったような気がするんですけど、最終オッズは7番人気(単勝11.0倍)だったんすね。

このレース買う気なかったんで全然検討してないですけど、ホワイトベッセルが7番人気は人気しすぎのような・・・?????[???i???j
確かに500万下勝利したばかりで、一般的には上り馬(あがりうま=実力を上げてきている馬)という評価もできますけど。白毛だしなぁ



どこかのサイトを見てたら、色の濃い順に

青毛→青鹿毛→黒鹿毛→鹿毛→栃栗毛→栗毛→芦毛→白毛

という記述がありました。もしかして記憶違いだったらすいません。
あと、毛色の詳細についてはJRAのホームページとか見てもらったほうが正確だと思うんで、ここには書きません。

一般に言う「白馬の王子様」の白馬は芦毛だという話があります。
白毛は非常に珍しいので、そんなにたくさんは居ないってことで。
芦毛は生まれたときは黒かったり灰色で、全然白くないし、個体差が大きくて毛色を間違うこともあるみたいです。
人間と違って人種の違いとかいう話じゃないので、あくまで毛の色が何色という登録になります。生まれたときは鹿毛だと思ったけど栗毛だったので訂正、なんて話も別に珍しくありません。
芦毛も、最初は鹿毛で登録されたりすることもあるみたいです。

最初は黒っぽい芦毛ですが、年齢とともに白くなっていき(そのへんは人間と一緒?)引退して誘導馬になる頃にはたいてい真っ白です。
いや。芦毛馬が全部誘導馬になるわけじゃないんですけど、白い誘導馬っていうのは定番なんで、定期的に補充が必要なんでしょうね。

芦毛がどんどん白くなると言っても、白毛の白さにはかないません。
白毛の馬には色素がないんでしょうね。生まれたときから真っ白だそうです。
それと、真っ白だから皮膚の色が透けて見えてピンク色に感じるそうです。

ずっと昔には、芦毛の馬は競走馬になれなかった時代もあった、って聞きました(ホントかな?)
でも、今は毛色は能力には関係しないというのが定説になってます。
芦毛でも活躍する馬もいるし、そうじゃない馬もいるってことです。

ただ、白毛だけは、遺伝的に数が非常に少ないようで、今のところ活躍馬がまったく出てません。
最初に書いたホワイトベッセルが人気しすぎかも、ってのはそういう意味です。
今日のフローラステークスで白毛の牝馬「ユキチャン」が出走予定で、夕方の時点では単勝1番人気でした。最新の状態で僅差の2番人気なんですけど、やっぱ人気かぶりすぎですね。

昔のたとえで、人気のハイセイコー、実力のタケポープって話があったみたいなんですけど、人気しやすい馬、人気しにくい馬ってのが、どうしてもいるんですよね。
馬券の鬼は、ユキチャンの人気を鵜呑みにするなかれ!


白毛で現役はJRAでは3頭。『ユキチャン』(牝3歳)とユキチャンの全兄『ホワイトベッセル』(牡4歳)、それと『マダムブランシェ』(牝3歳)という馬です。
地方にも少しいるみたいなんですが、自分は残念ながらよく知りません。
ユキチャンの母『シラユキヒメ』が父母とも白毛でない、突然変異的な白毛なんですね。人によれば、白毛の遺伝子が揃えば白毛が生まれるから突然変異でないって言う人もいるみたいで、自分はそのへんよくわかりませんが。
シラユキヒメは現役時代、5歳になってからデビューし、500万下や900万下のレースに出たみたいです。
普通だったらそういう時期になったら出走しないと思うんですが、珍しいんで話題づくりで許された、みたいな部分もあるのかも←想像ばっかですいません。
結局、9戦して500万下3着1回で、引退して繁殖入りしたようです。
記録にある限り(ってのは不受胎・死産・登録せず、は除いてという意味ですが)最初の産駒は『シロクン』(牡5歳)でした。シロクンも白毛ですが、父ブラックホークなのでユキチャンやホワイトベッセルとは半兄弟になります。
シロクンは5戦して、勝利できずに引退しました。
今は北海道のノーザンホースパークというところで乗馬になっていて、誰でも見られるみたいです。夏休みに馬を見に行かれる方はぜひノーザンホースパークへもどうぞ!(笑)

ホワイトベッセルは、未勝利戦で勝利し『JRA史上初の白毛馬による勝利!』ってことでニュースにもなりました。去年の8月には2勝目をあげて、今は1000万条件です。
最初に書いた20日のレースでは7番人気12着でしたが、これから勝ち上がれるかどうか・・・白毛とか関係なく、1000万条件を勝てる馬ってそんなに多いわけじゃないんですよね。

ニュースにもなってますが、ユキチャンがフローラステークスで勝つようなことがあれば『白毛馬初の重賞勝利』になるんで、そういう意味で注目してる人もいます。
ユキチャンの人気は単勝では高いけど、馬連・三連複などで見ると実質4番人気って競馬予想TV!で見栄晴さんが言ってました。
ユキチャンに限らず、なにかの理由で人気になる馬っているもんで、それを実力評価の人気だと思ったらヤラレます。それでも買うのか、そういう人気馬は切るのかってのは大切ですよね。
ユキチャンの人気はかなりの部分、応援馬券だと思うんですよ。

?y??応援馬券
単勝と複勝を同時に買う馬券。
馬の名前と「がんばれ!」という文字が印字されている。
記念馬券(当たっても払戻しせずに取って置く馬券)として買う人が多い。
『応援馬券』という名前の馬券の他に、好きな馬の馬券(種類問わず)を、当たる見込みが少なくても買うことを応援馬券と言うこともある。

ユキチャンがミモザ賞で勝ったとき、勝つとは思わなくて馬券も勝ってなかったんすよね〜
パターン的には、今回買ったらやっぱダメだった????????って相性悪い馬になりそうっす?????`?i???_???????j
でも、少しは買おうかな。


ちなみに、シラユキヒメ、シロクン、ホワイトベッセル、ユキチャンとも、ディープインパクトで有名な金子真人さんの持ち馬です。
馬でも成功してる人なんで、趣味的に買ったんでしょうかね。
シラユキヒメと交配したブラックホークやクロフネも金子さんの持ち馬でした。
種牡馬にする場合、馬主が所有したままのことは少ないみたいです。
シンジケートと呼ばれる出資組織を作って、出資者に種付の権利を与え、権利分以外の種付で得た利益を分配するそうです。もちろん、馬主もシンジケートの一員で、種付の権利も持ってます。
種付料は産駒の成績や人気で上下しますが、クロフネの場合は07年度400万円、08年度300万円です。もし、300万の種付料を払ったら、仔は少なくとも400万とか500万で売れなければ赤字ですよね。

実績のある牝馬ならば高額の種牡馬を交配しますが、未勝利クラスの牝馬の場合(良血と言われる馬を除いて)そういう種牡馬と交配することは少ないようです。血統がイマイチな馬の場合は高額で取引される可能性が低いので、ほぼ赤字になってしまうからです。
金子さんはシラユキヒメをどこかの牧場に預けてると思うんで、タダってことはないですが、持ち馬同士の交配なら預託料だけで仔が得られるわけですね。
この白毛の活躍は、金子さんという勝ち組馬主だから、趣味的にできたことなんだろうって思いますね。


予想家の評価はイマイチなユキチャンですが、立派な2勝馬だし、戦績的には勝ってもおかしくないです。
いずれにしても、ユキチャンを買ったら白いから「どこにいるかすぐ分かる。初心者にお勧めの馬」という須田鷹雄さんの話にはワロタ
GCHのkeibaコンシェルジュで言ってたんですけど、競馬予想TV!でも見栄晴さんが同じこと言ってました???[???i?????????j
(競馬予想TV!は今は録画放送らしいんで、どっちが先ってか、たまたま同じこと言ってたと思われます)
posted by 初心太郎 at 02:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

馬の年齢とクラシック時期の意味

またサボリ突入中????????

っていうか、桜花賞で推奨?した馬がまったく来ない????????
皐月賞は自重したってことで?_?b?V???i?????o???????j
(ちなみに、またハズレ)

皐月賞で激走した?キャプテントゥーレは骨折しちゃったそうで、治る骨折でよかったっす。
前にも書きましたが、複骨折、粉砕骨折、大腿部、肩はヤバイんで。
ただ、ここで勝つか負けるかでは天と地の差なのも確かなんすよね。
そういう訳か、皐月賞とかダービーで勝って、ケガで引退する馬って結構いるらしいんです。

クラシックを勝てる馬ってのは、3歳でかなり走れるってことで、つまりは早めに実力を出せる馬ってことです。
そういう馬の仔なら同じように早く成長する可能性が高いってことで、買う人(馬主)に人気があるわけです。
クラシックで1冠でも取ってたら、絶対に種牡馬になれますからね〜
これが2着で、ずっとそんな成績だったら(そういう馬はたくさんいる)重賞1つでも勝てればまだしも、結局乗馬になって知らない間に死んでいるかもしれない。
人が知ろうが知るまいが、馬は気にしない話だし、人気種牡馬になって1日中種付するのが楽しいか?も馬によるんでしょうけど。
種牡馬になったらなったで、結構ハードらしいですからね。

遅咲きの馬は、馬主にはあんまり人気がないです。
レースに行くとき、馬運車で移動しますが、これも結構かかるらしい。最下位だと出走手当も出ないそうで、完全な赤字です。レースに出ない馬、出てもまったくダメな馬は、払う一方の完全な扶養家族ってことです。前にも書いたけど、厩舎に預託した場合の預託料は月70万とかかかるらしいんで。
出走手当や賞金を稼いでくれる馬だったら、持っててもとりあえずは損しないです。
500万下とか1000万下で2桁着順を繰り返すような馬だと、厩舎のほうも(人気がある調教師だと特に)扱いがそれなりになってくるらしいです。賞金の10%だかが調教師に入るんで、勝てない馬だと預託料だけしか入らないんで、うまみが少ないってことなんでしょうね。
馬主も、マイナス収支が続いてレース出てもどこにもいない(テレビに映らない)みたいな馬だと、応援の甲斐もないし楽しくないみたいです。
早く結果を出して、引退して種牡馬になってくれるような馬が、持ってても楽しいんですねー
↑こういうの、調教師や馬主によるんで、全部がそうじゃないみたいですけど。
馬主って、金持ちしかしない=パトロンだったんで、昔は馬が勝とうが負けようが気にしなかったらしいんですよ。気にするのが恥ずかしいみたいな部分もあったらしい感じです。
最近は、それなりの金持ちでも馬主になれるんで、ビジネスとして収支を気にする馬主が増えたんでしょうね。

遅咲きの馬って、自分は結構好きなんですけど。
若い頃から重賞にも出てたから遅咲きって言ったら可哀想かもしれないけど、タップダンスシチーとか。
この馬なんか6〜7歳で本格化してきたんじゃないかな。
ちなみにタップは友駿(ゆうしゅん)という馬主クラブの持ち馬で、会員400人とかで持ってました。仮に預託料が80万だとすると、400口なら月に2,000円でいいわけです。
具体的な口数はクラブや馬にもよるんですが、これが俗に一口って呼ばれてる、クラブ馬主のシステムです。

ここまでのクラスでなくても、5歳ぐらいから強くなる馬っていうのも結構いるんですよね。それまで待てない場合は引退させて譲ったり、地方に転厩したりとか、いろいろあります。待ってもやっぱりダメなことも多いけど。年とってからの本格化って何か好きなんすよねーー
話が脱線しましたが一応。キャプテントゥーレも『社台レースホース』というクラブ馬主の持ち馬です。
先が楽しみっすね???[???i?????????j


どこかで読んだんですが、馬の1歳は人間の4歳に相当するって書いてあったみたいです。
2歳戦はジュニア、3歳戦はジュニアユースって感じでしょうか。
外国では2歳以上のレースもあるそうです。2歳以上の馬なら出られるレースって意味です(もちろん斤量のハンデはつけますけど)。
日本では2歳のみ、3歳のみ、4歳以上の区分けになるようです。

楽しみにしてたけど引退になっちゃったカラジは13歳だから、52歳ですかね。
オヤジだからなぁ〜〜怪我もするよね。
さすがに今年は勝つのは難しいと思ってましたけどね。


クラシック後に無理がたたって?故障する馬って例年何頭かいるんですけど、成長途上の馬を勝たせようとして厳しく鍛えたら、そういうこともあるんでしょうね。
一概に調教師が悪いとも言えないんですが。
繰り返しになりますけど、クラシックの成績で一生が変わる場合もありますからね。
posted by 初心太郎 at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月13日

今日は桜花賞

クラシックの初戦っすね???[???i?????????j

ポルトフィーノが回避になったのは残念でした。
前に甲子園ってたとえたように、どの馬も一生に一度の晴れ舞台です。

2歳女王トールポピー
クイーンカップで鮮やかに勝ったリトルアマポーラ
まだ掲示板をはずしてないオディール
の順に人気してます。

4番人気はブラックエンブレムなんですけど、関東馬が栗東滞在で追い切りやってないんですよね。
調教師は中2週だから必要ないって言ってて、それで大丈夫なのかどうか、予想家の間でも意見が分かれてるらしい。
他の馬は中3週以上なんで、フラワーカップ勝ち馬のブラックエンブレムだけは条件が違うわけなんです。

この馬、ウォーエンブレムの産駒なんですよね。
自分も知ったのは最近なんですけど、この1〜2ヶ月ウォーエンブレム産駒は走るっていうんで話題になってたそうで。


前にサラブレッドの繁殖の話、少し書きましたけど、牝馬にフケ(発情状態)がきたら種付するみたいです。
フケの期間が2〜3日とか言ったかな。種付してもうまく受胎しないときは、またフケがくるって聞きました。
種付の季節は限られてるんで、人気がある種牡馬は予約でいっぱいなんだそうです。
受胎しないからって何回も種付に行くのも大変だけど、予約が取れなかったり、一日何頭も種付するんで役に立たないとか?????????i?????U?????j
ソノ気にさせるのがたいへんだったりとか、色々苦労話があるみたいんんですけど、そのへんは生産者の人のブログを読んでもらえたらって思います。

動物だいたいそうですけど、フケがきてる牝馬がいたら、交配できるものらしいんすよ。
ところが、時々相手を選ぶ牡馬がいて、種付しないこともあるらしい。そうなると種付1頭につきいくらでやってる商売なんで、種牡馬としては失格ってことらしいんです。
ウォーエンブレムもそういう、相手を選ぶ馬の1頭だそうで。
だから産駒が少ないんすよ。それがそろって走るってすごいっすよね。

桜花賞にはそういうウォーエンブレムの産駒が2頭出てます。
ブラックエンブレムとエアパスカルです。
そのうちブラックエンブレムは姉もウォーエンブレム産駒だそうで、2年連続で種付できたんすね〜〜

それと、全姉にはちょっと悲しい話?があるようです。

?y??全兄、全弟、全姉、全妹、全兄弟
父母とも同じ馬の場合にいう。

?y??半兄、半弟、半姉、半妹、半兄弟
母が同じで父が違う場合にいう。

数ヶ月前、ディープインパクトの長女誕生。ライバルのハーツクライにも長男
なんてニュース記事見ましたけど、競馬の世界では長男とか長女なんて言い方、フツーしませんから。
自信たっぷりに言っちゃうと初心者バレバレなんで気をつけてください。
競走馬は牡馬は人気があれば何百頭も種付します。中には受胎しなかったり、流産や死産する場合もあります。
それに、最初に種付した馬が最初に出産するとも限りません。
そういう事情があるせいか、父だけが同じ馬を兄弟という言い方はしないんすね。
兄弟って言うのは、母馬が同じ場合に限ります。
1年に1回しか出産しないんで、○○○の08(和号を使って20という場合もある)と言えば、○○○っていう母馬が2008年に出産した馬ということになります。


ブラックエンブレムの全姉ロイヤールハントに関する話は調教師がブログに書いてます。
興味がある人は読んでみてください。
http://s-kojima-stable.at.webry.info/200804/article_4.html
こういう、いわゆる訳ありの馬は実力以上に人気する場合があります。
実力以上かどうかは、もうすぐ分かりますけど…

追い切りをしないっていう宣言はその前の記事にありました。
http://s-kojima-stable.at.webry.info/200804/article_3.html
この先生はレースの前には必ずブログに出走予定馬を書いてます。しかも直筆。
ただ、調教師の見た目で、我が子への欲目みたいなとこはあるんで、買うか買わないかは自分で決めないと競馬がいやになっちゃうと思うんすよ。そのへんはよろしく。


去年のJRAのCMでブラックバースピンって馬が出てたの知ってます?
競馬ファンからしたら「なんでこの馬なんだ?」っていう普通のオープン馬だったんですよね。オープンに昇級して重賞に挑戦しても勝ち負け(勝ちを争うレベルってこと)にはならなかったんですよねー
それがCMが放送され始めて急にCBC賞(G3)で穴を開けました。10番人気で勝っちゃった?????`?i???_???????j
この間はG1の高松宮記念にも出てたぐらいで。勝てなかったけど。

最近CMで使われてるサイレントプライドも、ダービー卿チャレンジ(G3)で勝ちました。
こっちは4番人気だったんで、穴ってほどじゃないけど、やっぱ人間も馬も注目されると実力以上の力出せるんかなー?なんて思ったりして。

ブラックエンブレムの注目は、この2頭とは違ってクチコミレベルなんで地味ですけど、どうかと思ってます。
posted by 初心太郎 at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

急死相次ぐ 〜アドマイヤキッス編〜

アドマイヤキッス

栗東トレーニング・センター競走馬診療所にて入院加療中であったアドマイヤキッス号(牝5歳 栗東・松田 博資厩舎)は、3月4日(火)に疾病を発症したため、安楽死の処置が取られましたのでお知らせいたします。

【病 名】

右第3中手骨開放骨折
※ 同馬は、2月26日(火)の調教中、右第3中手骨々折を発症し、翌27日(水)栗東トレーニング・センター競走馬診療所で手術を受けました。その後、入院加療中の3月4日(火)に新たな骨折を発症したため、安楽死の処置が取られました。

(JRAのニュースより)
http://www.jra.go.jp/news/200803/030506.html


万全を尽くしながらも助けられなかったって例ですね。

この発表だとわかりませんが、どうやら入院中に疝痛(せんつう=いわゆる腹痛)を起こしたらしいです。
疝痛を起こすと、ほとんどの馬は七転八倒するらしく、アドマイヤキッスも馬房内で暴れて骨折してしまったんですね。

疝痛を起こす理由はいろいろあるらしいんですが、腸がねじれて(腸捻転)痛む場合、ストレスによる腹痛など…アドマイヤキッスの場合は入院で馬房が変わってストレスを感じたのかもしれません。

疝痛も適切に治療すれば助かる例は多い?らしい、ただ、とても痛がって暴れている場合、まず馬に近づけないのかもしれません。馬は400〜500Kgの体重があるし、防弾ガラスを蹴り破れる脚力があるんだそうで、下手に近づいたら人も危ないんで。
トレセン内の入院馬房ってどんなとこなんでしょうねーー


骨折でも治せる骨折と治せない骨折があるようで、場所で言えば上のほう(肩や大腿)、折り方で言えば複雑骨折や開放骨折は難しいらしいです。実際は手術だけならいくらでもできるまで進歩してるようなんですが、馬の場合は術後の管理が難しいみたいで。
アドマイヤキッスの場合、最初の骨折は手術できたが、2回目の骨折は開放骨折で手術不能と判断されたみたいですね。


アメリカにBarbaroって馬がいました。
バルバロと読んでるが、実際はバーバロが近いらしいんですけど、日本にもバルバロという登録名の馬がいて紛らわしいんで、Barbaroと書きます。
Barbaroはレースで骨折し、治療したが、結局予後不良になったそうです。粉砕骨折で骨がバラバラになっており、スクリューやプレートをたくさん入れて、何回も手術したとか。
日本でも、もしディープインパクトが骨折したら、こういう治療になったんじゃないでしょうか?そんな感じで想像してもらえれば近いと思います。


日本では馬と言えば競馬になるそうです。
馬術競技も本当は専用の種類があるようなんですが、それはそれで高いんですね。
で、競馬を引退した(でもあんまり成績を残せなかった)馬が乗馬用に譲渡されたりして、結局は馬=競馬ってことらしいんです。
牧場で移動手段に馬を使ったりしないですもんね。
欧米はもっと馬が身近にいるそうなんですよね。

競馬の馬は『経済動物』ですから、利益が出なくなれば処分されます。
畜産牧場で牛とか豚を売るのにためらいがないのと同じなんでしょう。
最近は競走馬の人気とともに、多少ペット化してるけど、馬産地では基本そうじゃないんですね。

そのへんは馬主もだいたい同じで、基本的にはダメになった馬は処分されます。馬の治療では、場合によっては人間以上に治療費がかかるし、治ってもケガする前と同じぐらい走れるとは限りません。
つまり、高い治療費を払う金銭的見返りが無い場合がほとんどです。
Barbaroの場合、普通なら予後不良になるかなり重度の骨折だったんだけれども、種牡馬にするために治療が試みられ、結局は蹄葉炎で安楽死になりました。

この予後不良っていう遠まわしな言葉、可哀想っていう人もいるし、馬にとってはよかったっていう人もいます。
一部の成績を残せた馬は別として、競馬を引退した馬の末路は悲惨な場合もあるらしいんですよね。どう悲惨なのかはよく知らないんですけど。年取ってもずっと乗馬で人を乗せたり。よく小さい牧場とかで子供を乗せて千円とかとってるとこあるじゃないですか。そんなん?
それでも、きちんと世話してるところはまだしも、見た目もボロボロだったり。
そんなのよりは、いっそパタッと死んだほうが幸せかもしんないっすよね。


日本でも過去に、ダメじゃないか?と言われた馬の治療があったそうで、興味がある人は「テンポイント」で検索してみてください。
この馬も骨折したんですけど、やっぱり最後は蹄葉炎になっちゃったみたいです。

馬って、基本、走って逃げる動物なんで走ることを中心に進化してるそうなんですね。
なんで、心臓も大きくて、体じゅうに血液を送るために蹄(ひづめ)もポンプのような役割があるとか聞きました。
歩くことで血が中心のほうに戻るから、人間のように足の血流が悪くて冷え性になったり、ってことはないんですねーー便利。

でも、蹄がポンプだとしたら、蹄が使えなくなったらどうなるか。
全身の血流にも問題がでるけど、蹄の血流も悪くなっちゃうわけです。
病気だからって寝てるわけにもいかないんですね。

実際のところ、蹄葉炎の詳しい原因はわかっていないようで、どうしたら防げるかもはっきりとはわかってないみたいです。
ただ、骨折などで他の足に負担がかかると、負担がかかった足が蹄葉炎になるらしいです。

人間のようにギプスして寝てることができない、馬っていう動物。
テンポイントの骨折は66.5kgという斤量のせいとも言われてるようで、人災扱いですか…そう思ったら可哀想ですよね。


テンポイントで日本の治療技術が進歩したそうですが
Barbaroでアメリカの治療技術がさらに進歩したみたいです。
いろんな人がいろんなことを書いてるので、興味がある方は検索してみてください。
posted by 初心太郎 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする